腰痛
 

ヘルニアとは骨と骨の間にある椎間板が飛びだしている状態をいいます。病院で画像診断を行いヘルニアが見つかれば診断名がつきます。

また、背骨が連なってできるトンネル状の管のことを脊柱管といいます。背骨の画像診断を行い脊柱管が狭くなった状態が見つかると脊柱管狭窄症と診断されます。

ヘルニアと病院で診断されたけれども痛い時と痛くない時があるのはなぜでしょう？

手術をしても再発するのはなぜでしょう？

ヘルニアがある場所と痛い場所がちがうのはなぜでしょう？

手術をしなくても治るのはなぜでしょう？

お医者さんはこのような質問にきちんと答えられるでしょうか。ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されますがほとんどの腰痛やしびれの原因ではありません。

厚生労働省によると日本人で腰痛を抱えている方は2800万人になるといいます。腰痛の中で３カ月以上続く腰痛のことを慢性腰痛といいます。

医師の診察、検査により原因が特定できるものを特異性腰痛、原因が特定出来ないものを非特異性腰痛といいます。

腰痛の８５％は非特異性腰痛(原因不明)です。ギックリ腰は腰椎捻挫と言われますが、どの組織が損傷したのか医師が診察しても厳密には分からないため非特異性腰痛になります。

特異性腰痛(原因が分かる)は圧迫骨折、感染性脊椎炎、腫瘍、内臓疾患などになります。

医師の診察、検査により原因がわかるものと記載するとヘルニア、変形も医師が診断してますし原因のような気がしますが、痛みの原因ではありません。これは欧米では専門家によって言われていることです。NHKでも取り上げられました。

そこで筋筋膜性症候群というものがあります。筋膜の異常が痛みやしびれを引き起こすといいます。筋肉の周りをおおう薄い膜を筋膜と言います。筋膜には痛みを感じるセンサーを持っています。骨自体にはありません。痛みを引き起こす原因をトリガーポイントといいます。トリガー(引き金)は多数あります。

先ほどお話しさせて頂いたように、変形・ヘルニアなど従来の診断が痛みやしびれの原因ではなく、筋膜の異常が原因というのです。

ケガ、手術・筋への過負荷（労働、スポーツ、同じ姿勢）・ストレスなどから血行不良、老廃物の蓄積となり筋膜に異常がおこる様です。この考えは広まっており整形外科でも注射で筋膜を治療しているところもあります。筋膜の施術で効果が良く出る症状(状態)もあります。

ただ、身体を見たときに筋膜だけでは不十分です。骨格がありさらに相関関係になっています。骨格から歪んでくる場合があります。整体施術では骨格、筋膜を施術していきます。