厚生労働省の調査によると、日本では 約2800万人が腰痛を抱えている といわれています。腰痛には一時的なものと長く続くものがありますが、3カ月以上続く腰痛は「慢性腰痛」と呼ばれます。
慢性腰痛の種類:原因が分かる腰痛と分からない腰痛
病院での診察や検査により、慢性腰痛は大きく 2つのタイプ に分けられます。
✔ 特異性腰痛(原因が分かるもの)
➡ 圧迫骨折、感染性脊椎炎、腫瘍、内臓疾患 などが原因と特定できる腰痛
✔ 非特異性腰痛(原因不明のもの)
➡ 全腰痛の85%を占める 「病院の検査では原因が特定できない腰痛」
例えば、ぎっくり腰 は「腰椎捻挫」と診断されますが、実際には どの組織が損傷したのか分からないため、非特異性腰痛に分類 されます。
腰痛が長引くと、筋肉や神経、血流、さらには脳の働きまで影響を受けます。これらが関係し合い、「痛みの悪循環」が起こることで、なかなか良くならない状態になります。
腰を痛めたとき、最初は筋肉や関節の問題から痛みが出ます。しかし、その痛みが長く続くと、体の「痛みセンサー」が敏感になり、実際には悪くなっていないのに痛みを感じやすくなることがあります。
通常の痛みの流れ
慢性化すると…
⚠️ この状態を「痛みの記憶」といい、脳が痛みを覚えてしまっているのが問題!
痛みが続くと、無意識のうちに腰をかばって動かすようになります。その結果、腰回りの筋肉がずっと緊張し続け、血流が悪くなり、さらに痛みが増すという悪循環に陥ります。
✅ 血流が悪くなると…
⚠️ この状態が続くと、筋肉が固まり、ストレッチやマッサージをしてもなかなか改善しにくくなる!
ストレスがたまると、体が緊張し、交感神経(体を活動モードにする神経)が働きすぎてしまいます。その結果、筋肉がさらに固まり、痛みが強く感じられるようになります。
また、ストレスによって睡眠の質が悪くなると、体の修復が進まず、痛みが取れにくくなります。
✅ ストレスが腰痛を悪化させる原因
⚠️ リラックスする時間を作ることが、腰痛改善にとても大切!
最近の研究では、「腸の状態」と「腰痛」には関係があると言われています。腸内環境が悪くなると、体の中で炎症が起こりやすくなり、それが痛みを長引かせる原因になります。
✅ 腸内環境を良くする方法
⚠️ 食生活を整えると、痛みの感じ方も変わる!
1️⃣ 痛みの記憶をリセットする
2️⃣ 筋肉の緊張をほぐす
3️⃣ ストレスを減らす
4️⃣ 腸内環境を整える
✅ この4つを意識すると、慢性腰痛が和らぎやすくなります!
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